将来のために資産運用をしようと思ってもいくらからはじめていいのか悩む方もお見えかと思います特に20代のかたなら収入に余裕がなかったり、30~40代の方だと家族が増えたり、住宅ローンの返済でお金に余裕が無い場合もあるかと思います
でも「資産運用」を始めてみようと思って色々調べているあなたは凄いと思います
今は100円から投資できますが、とりあえず毎月5,000円を投資する場合のオススメの手法をご紹介します
毎月5,000円で投資してみよう
勇気を振り絞って始めようとしたものの毎月5,000円で資産を作れるのか疑問に思っていらっしゃる方も多いと思います
ですが、これから何十年と続けることを考えてみてください
毎月5,000円を投資し続けた場合、1年で6万円、10年間続けば60万円になります
普通に銀行預金に預けていても利息は雀の涙ほどしかありませんが、投資していた場合、10年後の世界が戦争など起きておらず好景気であれば、銀行預金の利息を上回る資産になっているはずです
投資する際に心に刻んでおいていただきたいことが2つあります
1.未来の世界は誰にもわからない
2.世界は成長していく
ということです
ですので「ちょうど10年後に資産を〇倍にしたい」とか、あまり具体的には目標は決めないほうがいいです
もし、10年後にまたコロナウイルス蔓延のような状況になっていた場合、資産は一時的に下落していると思いますので
税制優遇のある制度を活用しよう
毎月5,000円投資しようとする場合、毎月5,000円を同じ投資商品に投資するいわゆる「積立投資」という方法がオススメになります
そして積み立てる場合には、利益に対して税金が取られない(非課税といいます)つみたてNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)の税制優遇のあるどちらかの制度を活用すべきです
iDeCoとつみたてNISAの違い
iDeCoとつみたてNISA、この2つの制度の一番大きな違いは最低投資額です
iDeCoは5,000円以上、つみたてNISAは最低投資額に制限がないため証券会社によります
今回は毎月の積み立て投資の金額が5,000円としているため、この2つの制度を同時に使うことができます ではどちらの制度を先に活用すべきでしょうか
ポイントは投資目的となります
投資目的が「60歳まで投資した資産を使わない、いわゆる老後資産のため」と明確に決めている場合は、iDeCoの方が節税メリットは大きいのでおすすめとなります 利益や配当収入が非課税になるだけでなく、投資した資金自体もも所得控除となるからです
投資目的が「10年後に引き出して車を購入する、家を購入する」など、積み立て投資の途中で投資した資金を他の用途で使うことを目的にしている場合は、iDeCoは適切ではありません
理由はiDeCoは原則として60歳まで途中引き出しができないからです
そのため、途中で投資した資金を他の用途で使うことを考えている場合は、引き出し制限のない「つみたてNISA」を活用することになります
投資信託の商品を選ぼう
iDeCo、つみたてNISAそれぞれの制度で活用できる金融商品は決められています
つみたてNISAは「投資信託」、iDeCoでは「投資信託」「定期預金」です
2つの制度を「投資信託」で活用する場合、どのような商品を選ぶかは下記の同じ内容になります
1.購入時手数料が無料
2.保有期間中にかかる費用(信託報酬など)が低いこと
3.投資対象が幅広く分散されているもの
を選びましょう。
日本国内の株式に投資をしたい方は「日経平均株価」や「TOPIX」、米国株式なら「ダウ工業株30種」や「S&P500株価指数」など、1つの企業ではなくその国の中の複数の企業に投資できる「株価指数」と値動きが連動する「インデックスファンド」と呼ばれる投資信託商品がオススメです
「インデックスファンド」のなかでも、自分であれば日本の株式ではなく、世界の成長の恩恵を受けることができる「世界」や「先進国」に幅広く投資できる投資信託(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本))を選ぶことをオススメします
個人的に日本株式を避けている理由は、日本という国が「今後成長していけるのか」という点に懸念があるためです
投資というものは「将来その投資先が成長することで投資した資産が増える」という大原則があります
日本がそのような投資先かどうかは、みなさん一人一人で判断していただければと思います
投資することで自己投資にもつなげられる
毎月5,000円だとしても、貴重なお金をわからない将来のために投資に使うわけですから、ただ投資をして終わりではもったいないと思います
投資を始めると株価が気になるようになります
そこで投資先の国の経済や政治に関するニュースをチェックする習慣を身に付けるとグローバルな知識も次第に身についていくと思いますし、投資商品の価値が暴落する前兆を把握できるかもしれません
世間では「ほったらかし投資」という言葉が流行っていますが、せっかくお金を使うのですから楽しまないともったいないと思っています
投資は必ず利益が出るものではありませんが、長い人生を送る中で投資を通じて学んだことや経験したことはずっと知識、経験として残ります
グローバルな情報や知識は、日常の生活や仕事に活用できますし、結果的に仕事からの収入が増えたり、副業をはじめるキッカケになるかもしれません
将来のために資産運用をするだけを目的とせず、投資を通じて自己投資も同時にできるよいキッカケと考えて「投資」を楽しんでみましょう
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