株式投資で得られる配当金には、不労所得となるためFIREを目指すなら避けて通れない魅力があります
そんな魅力のある高配当株ですが、買うタイミングが非常に重要です
配当利回りだけで購入したあまりに、後に株価が下がって大きな損失を出す方も少なくありません
そこで、今日は高配当株の買い時について書きたいと思います
高配当株とは?
「高配当株」とは、配当利回りが高い銘柄のことを指し、株価に対して配当が高ければ高いほど高配当銘柄といわれます
例えば配当利回り4%の株式に100万円投資をした場合、年間4万円(税込み)の配当金が受け取れます
これが1000万円投資をすれば年間40万円、1億円投資すれば年間400万の配当金が受け取れますのでFIREが現実的になります
ただし、配当利回りだけ見て投資先を選んでしまうと経営状況の悪い会社などは株価が下落しやすいため、投資先の経営状況も確認して購入する必要があります
高配当株の買い時はいつ?
(1)株価が大きく暴落した時
株価が大きく暴落した時、配当金が変わらない限り株価が下がれば下がるだけ配当利回りが上がりますので高配当株は買い時です
たとえば、株価が500円から250円に下落すると配当利回りが2%から4%になります
- 年間配当額10円÷株価500円×100=2%
- 年間配当額10円÷株価250円×100=4%
このことから普段、配当利回りが1%ぐらいで魅力がない銘柄も、大きな暴落の時には「3%の配当利回りになる」ということもありえますので、高配当株だけではなく長期で保有したい株はどの株も買い時になります
ただし、その会社に問題があり株価が暴落した場合は、株価が戻らない可能性もあるため、株価が下落している理由を必ず確認しましょう
株価が下落する理由には以下のようなものがあります
- 不祥事による株価下落
- 売上、利益率の低下
- 配当方針に変更
特に、「不祥事」、「決算などでの売上、利益率などの業績不振」による暴落の場合、すぐ購入するのは避けたほうが良いと思います
配当金は企業が事業を行った利益の一部を還元しているわけですので、業績不振により配当金が支払えず減額(減配といいます)となってしまったり、最悪「倒産」という可能性もありえます
このため、株価が下落した時はチャンスであるものの「下落理由を必ずチェック」するために、証券会社アプリなどで気になる銘柄のニュースが発信された時に通知が届くようにしておくことをオススメします
(2)〇〇ショックなど市場全体が大暴落の時
2020年3月の「コロナショック」の時に投資をやられていた方は人生の忘れられない思い出になっていると思います
コロナショックでは、経済活動が停止するのでは?という思惑などから、その時、経営状態がよい株も、株価は将来を予測して売買される結果であるため、不安が波及していった結果株価が暴落しました
こんな時こそ高配当株は買い時と言えますが、こんな時は「まだ下がるのでは?」という気持ちのほうが強くなり、株を買うにはメンタル面で冷静でないと買うことができないと思います
(3)配当利回りが求めている〇%以上になった時
気になっている高配当株が求めている配当利回りになった時も買い時になります
配当利回りの推移などを確認できる「バフェットコード」を使って株を探しておくのもよいかと思います
(4)配当の権利落ちで下落した時
配当の権利落ちで下落したタイミングも高配当株は買いのタイミングです
権利落ち日には、理論的には配当分だけ株価が下がります
ただし、株価はほかの変動要因にも左右されるため、理論通り株価が変化するとは限りませんが、権利落ち前と後ではその時の配当を受け取る権利がないですが、安く買うならば権利落ち後のほうが下がる確率が高いです
まとめ
高配当株は株価よりも配当を安定的に出してくれることを期待して購入しているはずですので財務面が優良な株を「売られすぎているタイミングで購入」できるように気になる株はチェックしましょう
インデックス投資のような毎月定期で積み立ててくれるほったらかし投資とは違い、手間がかかりますが、その分その株の知識や愛着も出ますし、株価の下落、上昇の感覚も自然と身についてくるので「投資」を真剣にやってみようという方にはオススメです
最後に、高配当株は業績が悪化した場合は、保有することをやめることも検討してください
株価が2年3年と下がり続けていくと配当金をもらえたとしても、株価自体が低下してしまうと売却する際にトータルで損失が出る可能性があります
最後に株式投資は自己責任です 誰も損失が出ても助けてくれませんので自分自身で決めてください
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