(まとめ)仕事を辞める前にやっておくべきこと

退職時にやること

仕事を辞めたいと思っている理由は「給与が安い」「人間関係が悪い」「仕事内容に不満がある」「労働時間が長すぎる」「社風が合わない」「評価されない」「ただただ、働きたくない」などかと思います

会社を辞めるにあたっては人それぞれの事情があるとは思いますが、会社を辞めることは決して悪いことではありませんが、いきなり何も考えずに会社を辞めてしまうのは危険な部分もあります

今すぐにでも会社を辞めないと、メンタル疾患や心身に支障をきたしてしまうような極限状態に置かれている場合以外では、会社を辞める時にはしっかりと準備を整えてからのほうがいいと思います

ここでは会社を辞めたいと思ったとき、どのような準備が必要なのか、会社を辞める前にやっておくべきことをまとめておきます

もし、退職後も継続的に働き続けるのであれば転職先も退職前に見つけておきましょう

退職後に転職活動を始めるとお金に余裕がなくなったりしますので冷静によい転職先を探すことが難しくなると思います

仕事を辞める前にやっておくべきこと

仕事を辞めると色々な変化がありますが誰にでも同じ状況が訪れます

仕事を辞めるということは「毎月確保していた収入」「会社に雇用されている場合、雇用されているという信頼」を失うことになります この2つを失うことにはそれなりの覚悟が必要となります

仕事を辞める前に絶対にやっておいた方が良いことは何でしょうか?

ここでは、できるかぎり損とならない退職方法を具体的に考えていきます

家族に理解してもらう

仕事を辞めようと思っているあなたは、「家族に相談したら、仕事を辞めることを反対されるし、心配をかけるから転職が決まってから話しをしよう」と考えてませんか?

家族に何も話さないまま、一人で事を進めようとするのは、後に家庭内トラブルの原因になりますので賢明な選択とは言えません

仮に転職活動をして、厳しい選考を勝ち抜き、やっとのことで採用通知を受け取ったとします そして、家族に仕事を辞めることを話した時に猛反対を浴びて転職を断念しなくてはならなくなったらどうしますか? 

家族が突然仕事を辞めたいとあなたから打ち明けられたら不安に思うのは当然で猛反対することは普通のことだと思います

最近「FIRE」という言葉が流行りましたが、世間では「嫁ブロック」なんて言葉もあるように、家族から反対に合う可能性も高いと思います

「家族は、絶対に理解してくれる、反対なんてしないはず」そんな風に勝手に思わないことが大切だと思います

実際に仕事を辞め、転職するまでにはさまざまな手続きが必要になります

そしてその影響は自分ひとりだけの問題ではなく、家族にも影響を与えてしまいます

仕事を辞めようと思ったときには、仕事先のオーナーではなく、まず最初に家族に話をして理解を得ることが必要不可欠であると思います

家族の理解を得るためには、自分はなぜこの仕事を辞めたいのか、辞めたあとはどのような仕事に転職したいのかをしっかりと打ち明けて丁寧に説明するしかありません

それとともに、毎月の家賃、ローン、光熱費、子供の学費など支出を把握して、仕事を辞めたらその支出をどのように払っていくかを説明し、納得してもらうことが一番大切です

賛成、反対に関わらず、家族はあなたのことを思って意見を言ってくれています 自分のことだけではなく家族の生活も含めて、その仕事を辞める決心をするというのが賢明だと思います

仕事を辞める前に、家族にあなたが「どういう理由で辞めたいのか?」をしっかりと話しましょう

ストレスで突然下痢に襲われたり、パワハラをされているなど、具体的に話すこと大切です

仕事を辞めると収入が途絶えるため、夫婦どちらかが支出のために働き続ける必要があるため、家族でどのように収入を得ていくのかなどを確認しておきましょう

クレジットカードだけは作っておこう

インターネット上で買い物をする際など、現金での支払いの場合、手数料がかかる世の中に変化してきています そのため、余分な手数料を支払わないためにもクレジットカードの所有は必須となっており、クレジットカードがないと、大変不便な世の中になっています

クレジットカードは、Web上で明細が見れるために管理も楽ですし、盗難のリスクも低い(不正利用されても必ず返金される)です そしてポイントが貯まるなどのメリットもあります

どこかの会社に雇われている場合、クレジットカードの発行に際しての審査は簡単に通りますが、会社を辞めてしまうと、クレジットカードの審査に通らなくなります これは無収入の人はクレジットカードの利用料の支払い能力が基本的には無いと判断されてしまうからです

また、クレジットカードがないと困ることも増えてきています 海外旅行に行く際にもクレジットカードが身分証代わりになりますし、携帯電話の料金を見直して格安SIMを契約するときにもクレジットカード所有が必須の会社も多いです

信用してもらえる会社員のうちに、クレジットカードだけは作っておきましょう

クレジットカード選びのコツとしては、下記に該当するクレジットカードがオススメです

  • 年会費が永年無料
  • ポイント還元率が高いもの
  • 保証内容が充実しているもの
  • 入会特典があるもの

たとえば、エポスカードを取り上げてみましょう

  • 年会費永年無料
  • 即日発行が可能(マルイ店舗にて最短で当日にカード受け取れる)
  • 全国約7000店舗で優待を受けることができる
  • ETCカードも年会費無料で所持できる
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯

「年会費永年無料で海外旅行傷害保険が自動付帯」というクレジットカードはなかなかありません

また、全国約7000店舗での現金値引きなどの実質的なメリットが非常に大きく、持っているだけでお得なクレジットカードのひとつだと思います

ローンの申請をしておこう

会社員の信用があるうちに、学資ローン、住宅ローンの審査やクレジットカード作成などは済ませておく必要があります

退職後では、サラリーマンであったときより金融機関の審査が厳しくなり、ローンを組めないこともあります

会社に勤務しているということは、それだけで社会的な信用がありますし、在職期間が長いほど信用は厚くなります 勤めている時には気付けない点ですので、あとで後悔しないためにもここは重要です

会社員という信用があるうちに申し込みし審査を受ければ融資が受けやすくなります

実際にローンを組んでしまえば、その後会社を辞めたとしても問題はありません

退職したとしてもすぐに再就職出来る人はそれほど問題ないのですが、職探しで働くまでに空白期間が発生する場合や個人で独立開業をする人は、返済が滞るような事態になる可能性もあるため、長期のローンでの借入金の返済は、安易にしないほうがよいと思います

これは退職しない現役のサラリーマンでもローンを組む際には収入に対し無理な返済計画をせず、残業代は除いた月収入の4分の1から5分の1くらいに返済金額で済むように設定しておくべきだと思います

ボーナス(賞与)も出なくなることも考えられますので、賞与をあてにしたローン返済も避けたほうが良いと思いますし、返すあてのない借金はすべきでないことは当然のことでしょう。

住宅の確保をしておこう

今、会社の社宅などに入っていらっしゃるかたは、会社を辞めたあとの住居をどうするのかという点もしっかり考えておく必要があります

会社を辞めてしまったあとでは「無職」となりますので、賃貸で家を貸してもらえないケースがあります

UR賃貸住宅など1年分の家賃を一括で支払うことで「無職」であっても部屋を借りることができるところがありますが、できれば会社員のうちに家、部屋を探しておき賃貸契約しておくのがベストだと思います

必要なら記録を残しておく

会社と退職について話をする際、理解を得られなさそうな場合は特に何かあった時の為に、仕事を辞めることになった原因に関する記録を事前に残しておきましょう

例えば今までパワハラ等のハラスメントを受けていたことなどがあれば、時系列でどんな時に何をされた、言われたなど、事細かく残しておくことが必要です 日記のように毎日メモしておくだけでもいいと思います

上記のほか「有給の扱い」や「退職金などの話」をする際にも記録を残しておきましょう

可能であれば、ボイスレコーダーなどで録音をしておくと何かあった時には有利です

円満退職を目指そう

会社を辞めるということは、「会社員としての信用」を失うということです

これは会社の中で「優秀」だといわれていた人が、会社を辞めたあと、ただの無職の人という評価しか得られなくなります

その時になって今まで「会社というバックグラウンドに支えられていた」ことに初めて気づくことになります

いくら辞めようと決意した会社だとしても「会社という存在は大きい」ものです

辞めると決めている人に友好的に接してくれる会社の人は多くないかもしれませんが、それまでの生活の一部を支えてくれていた会社ですので、辞める会社とはケンカ別れするのではなく、惜しまれつつ退職していく方法をできれば選択するべきです

会社を辞める時、それなりの手順を踏んで辞めるのが大人としてのルールかと思います

「どうせ辞める会社なんだからどうでもいい」という気持ちが優先してしまうと思いますが、その会社との関わりも最後ですので冷静に考え直してみましょう

退職時期はいつごろがベストでしょうか? 繁忙期は後任者に引継ぐとしてもなるべく避けるべきかと思います

その引継も確実に行えるよう十分な期間を確保して、なるべく円満な退職を目指しましょう

退職後に同業種へ転職する場合、悪い噂というのは不思議なことにあっという間に広まりますから、無難に引き継ぎをおこなって気持ちよく退職しましょう

退職後に他業種へ転職する場合でも、前の会社でのことを次の会社の採用担当者も気にはして確認していると思います

”立つ鳥跡を濁さず”のことわざのとおり、去り際はきれいにしておいたほうが、後に変なトラブルになることもないと思います

ということなどから、早めに上司に退職する旨を相談しておくことは非常に重要だと思います

上司に退職の意向を伝える際は、不平不満ばかりを伝えるよりは、やむを得ない状況などを理由にすると話がスムーズに進むと思います

有給休暇は最大限使い切ろう

有給休暇が残っているのであれば、全て使い切ってから辞めれるように計画することをオススメします

上司と退職日の相談をする時に、有給消化の期間も考慮して引継ぎ準備を始めましょう

有給を使うのは「労働者としての権利」ですので遠慮する必要はありません

今までは忙しくて有給を使う暇もなかったかもしれません

または、有給を簡単に取れるような雰囲気ではなく、ほとんど使ったことがないという人もいるかもしれません

とはいえ、沢山の有給が残っているのなら、最後ぐらいは使い切れるように調整しましょう

有給休暇はその名のごとく給与ももらえる休暇ですので、退職後に清算される給料も変化しません

そのために退職に至るまでのスケジューリングをしっかりと決めて上司に伝えると良いと思います

人間関係に悩んでの退職となる場合は、モチベーションも低く既に嫌な気分になっている状態かもしれません

しかし、そこは最後と割り切って、会社の制度を最大限活用したうえで退職する事が何よりの得になります

ボーナスをもらってから辞めることも、退職後の金銭的余裕のために必要なことです

退職のスケジュールを決める前に、会社の就業規則についてもよく確認しておいたほうがいいと思います

退職金や手続きが色々あることがわかりますし、その対応も含めてスケジューリングを検討できます

勢いで感情的に辞めてしまうのは絶対に損をします

病気などで急を要しないのであれば、会社の就労規則や退職する場合の条件を穴が開くほど確認したほうがいいです

「退職金は何年働いたらだいたいいくら支払われるのか」「退職の時には何をしなくてはならないのか」「有給休暇の取りこぼしはないか」などしっかりチェックしておきましょう

最低3ヶ月間は暮らしていける貯金をしておこう

会社を辞めた後の生活費として「失業保険が支給される」ので安心しているかもしれません

失業保険は、無職になった人にとって、非常にありがたい制度ですが、知っておかなければいけない点もあります

「自己都合で退職」した場合は「3ヶ月間の待機期間がある」ということです

つまり、3ヶ月間は支給されず無収入になってしまうということです

もし、貯金0円の状態で会社を辞めてしまった場合、すぐに生活費や転職活動資金が底をついてしまいます

ある程度、貯金がないと退職後何もできない状態になってしまいます

ですから、会社を辞める場合、最低でも3ヶ月間は生活していけるだけの貯金を確保しておいたほうがいいです

それだけ貯金があれば、いつ辞めても何とかなるということにもなります

一般的に転職活動の期間は「6ヶ月が目安」とされていますから3か月分の貯金+3ヶ月間の失業保険で、6か月間の転職活動費用をまかなえることになります

活動計画を決めよう

転職活動をすると決めたら具体的に活動計画をたてましょう

会社を辞めてから転職活動するのか、仕事をしながら転職活動するのかなど、人それぞれ考え方は違うと思います

まずはスケジュールを大雑把でよいので書き出して考えてみることが大切です

会社を辞める時、転職先が決まってから辞めるのがよいですが、事情があり会社を辞めてから転職活動をおこなう場合、月々の生活資金をしっかりと把握しておくことが重要です

今の収入に対して毎月いくらの支出があるのか、無駄な支出はいくらあるのか、住宅ローンはどれくらい残っているのかなど収入と支出を把握し、収入が無い期間の生活シミュレーションをしてみましょう

失業中の収入として失業保険の基本手当がありますが、失業保険は、自己都合退職では待機期間が3ヶ月あり、実際に口座に振り込まれて受け取るのは約4ヶ月後になってしまいます。

また、退職後の健康保険を「任意継続」にするのか「国民健康保険」にするのかということも考えておく必要があります

会社を辞めてから転職活動をする場合、収入のない生活が予想以上に長く続くこともありえます

転職活動は、6か月以上かかる場合があることも想定しておかなければなりません

そのことを頭に入れつつ活動計画を立ててみましょう

できれば、在職中に転職活動を開始しておくことがオススメです

そして、ある程度見通しができたところで、家族に話し、また今の会社での業務の引継等の時間も十分に確保し、有給休暇もきちんと消化し、次の仕事への準備をし終わった段階で辞めるのがよいと思います

在職中はスケジュール都合などで転職先の面接まで進むのが厳しくても、きちんと転職サイトなどを利用して転職先のことについてしっかり確認しておくことで気持ちに余裕も少しはできると思います

転職する場合はプロに相談しよう

転職先を選定していく際「なぜ転職するのか」「転職において譲れない条件は何か」「どのような仕事に就きたいのか」「どのような会社へ転職したいのか」などについて、自分の希望をはっきりさせることで、目的をもって転職活動を進めていくことができると思います

とはいっても、転職活動はとても大変な作業になります

たくさんある会社の中から応募したい会社を見つけるだけでもかなりの時間が必要ですし、職務経歴書を完全に仕上げるには数日かかります

仕事をしながら転職活動する場合、会社にバレないようにおこなう必要がありますし、夜遅く帰宅して求人を探すのはとても疲れる作業になります

では「時間と労力をかけずに転職を成功させる」には、一体どのようにすれば良いのでしょうか?

オススメなのは「転職のプロ」である転職エージェントを活用するになると思います

ハローワークや転職サイトでは、自分自身で求人情報を集めなければなりませんが、転職エージェントに登録すると、転職のプロであるコーディネーターがあなたに合う求人を探して紹介してくれます

また、応募書類の添削や面接日程の調整、条件交渉など、自分ひとりではできないことを調整してくれるので、会社を辞めようと思っている転職志望者にとって、転職エージェントを利用することは非常にメリットが多いです

転職エージェントは「転職を成功させることが目的」ですので、最新の業界動向や、企業の採用担当者とのコネクションをもっている転職のプロがマンツーマンでサポートしてくれるというのは、非常に心強いです

仕事をしながら転職先を探す人は、転職エージェントをうまく活用すれば、効率よく転職を成功させることができると思います

「転職サイト」は登録したことはあるが「転職エージェントは利用したことが無い」という人は多いと思いますが、転職者は無料で使えるので、転職するなら必ず使っておくべきサービスだと思います

有名どころでは、業界大手のリクルートエージェントなどです

いくつもある転職エージェントサービスですが、リクルートエージェントは転職成功者のほとんどが利用していた実績からしても、まず初めに登録すべきエージェントだと思います

そんな便利な「転職エージェント」ですが、「転職エージェントが利益を出すには、転職を成功させて転職先から信頼、報酬を得る」ことであることを頭に入れておいてください

この目的を優先させるために、こちらの気持ちを考えずに少しでも早く転職させようとしてくることもあるかもしれません そのような時でも冷静に「はっきりと自分の気持ちを伝え、こちらのペースで進める」ことを忘れないでください

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