米国はデフォルトするのか 過去を振り返る

債券投資

現地時間で1月19日 米国連邦政府債務が法定上限の31兆4,000億ドルに達したことを受け、債務不履行(デフォルト)を回避するための特別措置の適用を開始したことをイエレン米国財務長官が明らかにしました

現在、米国債券の格付けはS&PでAA+、Moody’sではAaaと非常に高く安全な資産という認識がありますが、債務不履行(デフォルト)の可能性という話題が出ており不安に思われている方もお見えかと思いますので調べてみました

国が債務不履行(デフォルト)となると信頼度が低下するため、その国の債券は売られ価値は低下します

債券は、その国の「信頼度を担保」に資金の貸借に使われているため、信頼度の低下はその国にとって致命的な影響を与えます

なぜ今、債務不履行(デフォルト)が話題となっているのか

米国も日本と同じように政府の財政収支は基本的に赤字続きです

そのため、国債を発行して、他国や企業などから資金を調達しないと財政が回りません

とはいえ、ひたすら国債を発行して債務を増やし続けても、国への信頼度が低下するため米国では「連邦法で債務上限」を定めています

今回、この決めている「債務上限」に到達したため、議会にて上限を上げない限り、追加で国債を発行できないため資金調達ができない状態に陥っています

では「議会で上限を上げればいいじゃん」となるのですが、現在の米国議会は上院議会が民主党、下院議会が共和党の議員が多いため、法改正の際によくある政党のいざこざが発生しており、上限が簡単に上げられない状態に陥っていることから話題になってしまっています

過去の債務不履行(デフォルト)危機について

2011年にも話題となったことがあります

この時、債券の格付けが下げられ今の格付けになったのですが、この時も議会の政党が共和党と民主党に分かれていました

当時はリーマンショック後から数年後、今回はコロナショック後と規模は違えど財政が通常以上におかしくなっているという部分は似ているかと思います

債務不履行(デフォルト)となるのか?

結論を言うとこればっかりは誰にもわかりません

ですが「国民投票で法改正を決める案件ではない」「米国自体の信頼は低下していないため、法改正すれば何とでもなる」という状況であることから、ギリギリまで揉めると思いますが、最終的には債務上限を引き上げて落ち着くのではないでしょうか

米国債券は売るべきか?

債務上限の引き上げについて「国民投票で決める」ものであれば、かなり危険なリスクと個人的には捉え「売り」も考えます

ですが、議員給与なども議会運営の資金も債券から出ていることを考えれば、議会だけで決めている法律なんていうものは最後は自分たちの欲に負けてサプライズは起きにくいと判断していますので、自分は引き続き米国債券を保有し続けます

ただ、2011年の時も一時的に世界同時株安になりましたし、株価を下げる目的でこのデフォルト問題は使われる可能性があるため、株式を大量に保有されている方は念のためお気を付けください

今は何が起こるかわからない世界ですので、株式も債券もリスク許容度に応じて各自で判断して保有してください

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